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残業代請求相談

歩合給の残業代請求

歩合給の残業単価

歩合給制を採用している場合でも残業代請求(割増賃金請求)が可能な場合があります。
基本給など通常の賃金は所定労働時間を用いて残業単価を計算するのに対し、歩合給の残業単価は支給対象期間全ての労働時間(総労働時間)を基準とします。これは、歩合給が「費やした労働時間の結果、その歩合給を稼いだ」と考えられることにあります。

歩合給を採用している場合、使用者が、「時間外、休日、深夜割増賃金が歩合給の中に含まれている。」と主張する場合があります。しかし、歩合給が採用されていても時間外・休日・深夜労働に対しては、労働基準法37条に基づく計算以上の金額の割増賃金が支払わなければなりません。したがって、通常の労働時間にあたる部分と時間外割増賃金にあたる部分とを区別することができない場合には、歩合給の支給によって時間外割増賃金が支払われたことにはなりません。

つまり、歩合給での残業手当が支給されるには、

1.残業手当相当額が法定の残業手当以上に支払われている

2.残業手当相当部分と歩合給部分が区別されている

の2つを満たしている必要があります。

給与が基本給と歩合給の2タイプで支払われている場合

時給の計算の仕方 ※概算値の算出

時給の計算の仕方 ※概算値の算出

基本給分 = 月給 ÷ 月における所定労働時間数
(月によって異なる場合は1年における1カ月平均で算出)
歩合給分 = 歩合給 ÷ 総労働時間
例) 基本給10万円、歩合給15万円で月に200時間働き、そのうち20時間は時間外労働だった場合。
a.基本給分
 時給 10万円 ÷ (200時間-20時間) ≒ 556円
 残業代 556 × 1.25 = 695円 … a
b.歩合給分
 時給 15万円 ÷ 200時間 = 200円
 残業代 200円 × 0.25 = 188円…b
発生している残業代
 (a + b)× 20時間 = 17,660円

給与が歩合給だけで支払われている場合

時給の計算の仕方 ※概算値の算出

歩合給÷ 総労働時間
例)歩合給30万円で1ヶ月 200時間労働し、そのうち20時間が時間外だった場合の残業代
時給 30万 ÷ 200時間 = 1500円
残業代 1500円 × 0.25 × 20時間 = 7500円